駄作?佳作?それとも超大作!「GREEN VS RED」の評価はいかに?
いきなり、こんな題名ではじめちゃいました。
もうたくさんの方がこのOVAをご覧になったと思います。
いかがでしたか。この作品、以前にもお話しましたが、評価が○×分かれるのではないかと思います。
この私のブログにも、「駄作」とコメントする方もいらっしゃって、一家言おありだと思うのですが、今日は私の考えを読んでくださいね。
まず、私は「傑作」と考える立場です。
何に一番感動したかというと、ルパンアニメ40周年記念の作品に、敢えてルパン以外の主人公を起用したその勇気と破天荒さに。
今まで40年の歴史になかったです、こんな無謀な監督、、。(笑)
世にごまんといるルパニスト(ルパン三世中毒にかかっている人)を相手に、挑戦状を叩きつけるかのようなその卓抜したアイデア。(再び笑、、。)
いえいえ、ちゃあんと計算ずくということは、DVDを買った方ならその中にある解説書をご覧になって納得なさったでしょう。まだ読んでいない人のために抜粋して、ご紹介しましょう。以下は「宮監督 ルパンを語る」の内容です。
40年に及ぶ「ルパン三世]の長い歴史の中で、それこそスタッフが変わったり、声優さんが変わったり、キャラクターデザインが変わったりして、要するに顔や姿や声の違うルパンがたくさん存在しているわけです。そしてもちろん、どのルパンも本物のルパンなんですが。
これだけ顔や姿や声の違うルパンがみんなルパンなのであれば<ルパン三世>というのは特定個人を指すのではなく普遍的なコードネームのようなものじゃないかと僕は思ったんですよ。
中略~
ただ、どのルパンも本物ではあるんですけど、中でもど~んと構えてる真打ちというべきルパンがいて、<赤ジャケットルパン>をそういう存在として描いています。
中略~
最近のルパンは視聴者の方に歩み寄りすぎているかんじがして物足りなかったんです。
だから、今回は、ルパン自身にベラベラ語らせたりせずに、周囲の人間にルパンを語らせることで、ルパンの持つカッコよさ、凄さというものを表現できないかと考えて、挑戦してみました。
ルパンに憧れる現実の我々=ヤスオという<ルパンに憧れる若者>を主人公として描くことで、改めて今、ルパンの本当の魅力を描くことが出来るのではないか、と考えて作ったつもりです。
<ルパン三世>をコードネームとして考える。この話を読んだとき、目からウロコが落ちる感じがしました。
ルパン三世は世界中に無数にいる!
こんな感覚、視点を持つ人が、この作品を見るまでに、何人いたでしょうか。
まあちゃん1115がルパン三世小説を構想する際には、前提として、「あくまで本物は一人」です。
ルパン三世が「ルパン三世」になるためには、「ルパン三世として万人が認める行為」をして初めてそう呼ばれるようになるのだ、、。
「男が男に、、。」くだんのセリフはこのことをさしているのでしょう。
ということはつまり、今は真打ちのルパンだって、いつか「新型」に追い落とされて真打ちでなくなってしまう可能性があるってことですよね。
このアニメの終盤で、ヤスオ扮する「ルパンになろうとする」男と「ルパンでありつづけようとする」男が対決します。
結果はどっちも相打ち(??)となって終わりますが、果たしてあのラストシーンの「新型」ルパンがどっちの男だったのか、、、?
何度見ても私には分かりませんでした。
「お疲れ様。」
と言われてにやりと笑った紅屋の親父は多分、今までの真打ちの変装だったと言うところまでは想像がつきましたけど。
駄作と言われる訳は、秘密が随所に隠されている分、非常に分かりづらい話の展開ということもあるのでは。
さらに加えて、今までの全てのアニメのストーリーがルパンの心情をたどって、ルパンになりきって展開していたのに比べ、ルパンの内面が読みづらいという戸惑い。
それは、監督がおっしゃっているように、ルパン自身の言葉や思考からではなく、ルパンを取り囲む人々の思いや言動から、「ルパン三世」の人間性を浮かび上がらせようという試みからなのでしょう。
たとえて言えば、今までの全ての作品が、時間軸にそって、ルパンの行動に沿って展開する「絵巻物」とするなら、今回の作品は、「パッチワーク」を想像すると分かりやすいかもしれませんね。
登場する人物全てに、それぞれの人生があり、それぞれの思いが、短いセリフに凝縮されて表現されている。私たちはそれぞれの人生をていねいに見ていきながら、その中にある意味や、面白さを味わって、それを私たちが自分の頭の中で丹念に紡いでいくと、その結果、一つの大きな「ルパン三世像」が浮かび上がる、、、。
今までと違った視点で、このアニメを楽しんでいただけたらと思います。
「ありえね~。」というような設定、たとえば、「アイスキューブは人工プルトニウムで、凍らせておくと放射線を発しない」とか、「ローガンの脳みそはその息子に移植された。その記憶をルパンがパソコンで読み取る」とか、そういった設定の唐突さは、例えば、30年前に空飛ぶ巨大な脳細胞を思いついた監督の偉大さに比べると、いまいちって感じがするかもしれません。
追伸2:最近の研究で、人間の意識や過去の記憶をパソコン上に映像として再現することが可能になりつつある、とNHKで放映されていました。
つまり、他人の脳みそを移植できるようになったら、その記憶をパソコンで読み取って映像にできるようになるらしいです。まるでSFのようなことが、近い将来実現できると知ってゾクゾクしました。やっぱりルパン三世アニメは時代の最先端をいってる、、と。
30年前のSFが今では常識です。クローンが現実になったように、30年後には上の話はぜんぜん唐突ではなく、必然ということになるのでしょうか。
ともかく「ルパンアニメ」に関して言えば、どんな設定でもアリ!「不可能を可能にする男」、私たちのスーパーヒーローを活躍させる場に、タブーなんてありましえん!
今日はひとまず、このヘンで。
次回も続きを書きます。
2009年2月。アクセス数が14600を超えました。こんなに短期間にこれだけの方に訪れていただき感謝です。
ルパン三世のサイン入り色紙が、、、、
あるわきゃネッダロー!
でも、本当にありがとうね、、、感謝、、、。
追伸:マキさん、コメントを有難うございました。皆様、どしどし、ご意見をお願いします。
コメントは喜んで受けますが、メールはカンベンしてください。
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コメント
こんばんは。ブログ読ませていただきました。
面白かったです。
この作品は自分としては傑作だと思います。
印象としては、「ルパン三世というアニメ」じゃなくて「ルパン三世というキャラクターを題材にしたアニメ」という印象でした。
だから、自分としては今までのルパンとはまったく切り離して見させていただきました。
P.S.
ラストの逃走シーンでオールバックを撫で付ける仕草とか、フィアットのミラーにユキコとペアの指輪がぶら下ってる所からラストの新型ルパンはヤスオだと思います
RE:NoA様
ラストシーンで、よく見つけられましたね、もういちどよく見て探します。自分は見落としてました。
何度見ても新しい発見ができるすごい作品ですね、「GREEN VS RED」って。あなたのように見れば、他の作品ももっと楽しめるのかも。
例えば実写版とか、風魔一族の、、とか、「これはルパンじゃない!」なんて言わずに、広い心で「こんなのもありかな?」なんてね。
私のルパン小説もそんな風に思って読んでいただけたらうれしいですね。別人格の、TVアニメとは違うルパン三世が出てくる話。
またおいで下さい。あっとおどろく結末を用意してお待ちしております。
コメント有難うございました。
まあちゃん1115より。
投稿: NoA | 2009年7月 4日 (土) 19時30分
名前無し君、君の率直な意見、アリガトよ。
俺さ、あんたみてえに根性あるヤツのコメント、消さねえことにしてんだ。
けどな、コトバには気をつけなよ、いろんな人が読むかもしれねえブログなんだからよ。
おもしれえルパンだっていいかもしんねえ。シリアスな話や謎解きが好きな奴だっていたっていいじゃねえの。
でもまあ、あんたの気持ちは分かるけどさ。
また読みにきてくれや。
このブログ読んでる君、どしどし感想を。
お待ちしてます。
投稿: まあちゃん1115 | 2008年12月 3日 (水) 14時51分
は?
駄作だろ?失敗作だよ。
ルパンは見終わった後「すっきりと晴れやかな気持ち」になる単純さがいいんだよ。1回見ればわかる内容じゃなと。
現在アニメのストーリーによくありがちな「視聴者への投げかけ」「わかりいにくい構成」などなどは不要の産物だ!!
2回以上見てもまだ不確定な箇所が残るなんて最低だ!!!
はっきり言ってこんなのルパン三世じゃないね。
投稿: | 2008年12月 2日 (火) 20時57分
ゆかりんさんへ
お返事をありがとう。またきてね。
投稿: まあちゃん1115 | 2008年10月30日 (木) 12時53分
こんにちは♪
先日はコメントありがとうございました。
駄作とは全然思いませんが私にとってはわかりづらい内容でした。
まあちゃんさんの記事を読ませていただいてなるほど~と。
ルパンは大好きなのでまた遊びに来ますね~♪
投稿: ゆかりん | 2008年10月30日 (木) 12時40分
tamacatさんへ
コメントをありがとうございました。あなたのご意見を読むと、私も同様に思う点がいくつかあります。おっしゃるように、一つ一つの要素をあげれば光っているのに、全体として今ひとつ、作品全体の良さや監督の持つメッセージを十分に伝え切れていない、もどかしさみたいなものを感じます。見終わった後に、鮮明に残る映像の印象が薄いのも。昨日見ましたが、初期の作品、例えば、「クローンVS複製人間」とか、「バビロンの黄金伝説」なんか、その点インパクトすごいですね。エンタメに徹していて、話がすっきりと分かりやすい。映像が今ほどに綺麗でないのに、引き込まれます。いつまでも覚えてますよね、場面の一つ一つを。ルパンアニメって昔に遡るほどいい作品がたくさんあるって分かりました。今活躍していらっしゃる若い監督や脚本家の方、ぜひがんばっていただきたいですね。
ご意見、ご感想をお待ちしています。
投稿: まあちゃん1115(このブログの作者) | 2008年8月11日 (月) 12時34分
こんばんは。blogへのコメント、ありがとうございました。
僕として「GREEN vs RED」は、「傑作」でも「駄作」でもなくて、「失敗作」だと思ってます。
確かに、設定や試みはいいと思いますし、描写や台詞もいい、映像も音楽もいい。しかし、展開や人物相関図が解りにくすぎるせいで、アイディアのよさが観る側にほとんど伝わらない。
この作品の脚本も、大川俊道氏ですね。ストーリーを構成する様々な要素のかみ合わせが悪いのは、氏の他作品と同様。脚本次第では傑作になったかも…と思うと惜しいですね。
投稿: tamacat | 2008年8月 9日 (土) 20時34分
こんばんは!ブログに来てくださってありがとうございました。
…すごく素敵なサイトですね!!!
小説、また読みにお邪魔します。
というかショップがスゴイ。。
タイピングソフトがものすごーく欲しいです(笑)。
グラフィックが全編書下ろしだなんて…!
先日はBSアニメ夜話で「とことんルパン三世」をやってました。
ご覧になりましたか?
井上真樹夫さんがお電話で出演されてました~(><)
出来ればいつか、小林清志さんの素のお話を聞くのが夢の一つです…
長々申し訳ありません。
ここまでルパンづくしに出来るのは楽しいですね。
羨ましいです(笑)。またお邪魔します!
投稿: ふま | 2008年8月 4日 (月) 00時22分
評価するに値する作品だと思います
投稿: m | 2008年7月 5日 (土) 00時54分
アタシも傑作だと思いました。
アタシはルパンは1人でいいよ~なんですが、こういう話もありカナ??という感じで見てました。あくまでこういうパターンの場合・・・みたいな(^。^)
でも内容を理解するのはちょっと大変でムック本を読んで、サイト回りまっくて。。。と頑張りました^^;
どんな話でもルパン三世loveです★
投稿: マキ | 2008年5月 8日 (木) 22時16分