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2009年3月

ルパン三世長編小説 第3弾 「見果てぬ夢」 (2)

ルパン三世長編小説「見果てぬ夢」 (2) 

星が瞬くイブの夕方。地球が暖まってしまったせいか、雪が降らない。

ニューヨークから少し離れた片田舎、セレブ族のセカンドハウスなどが立ち並ぶ別荘地。その一角にある、ごく普通のカントリーハウス。ここならアブナイ奴らの目を何とか誤魔化せるかもしれない。

バーボンのグラスを傾けながら、ほっと一息する泥棒二人。

次元はもちろんモクで。ルパンはロックが好みだ。冷凍庫に頭を突っ込むルパン。

「やっぱ、氷はこれでなくっちゃな。」

「おっと、南極の氷なんかの買い出しの付き添いはゴメンだぞ。絶対命がなくなる。」

「お・ま・か・せ。見なよこの完璧な武装。」

ドアを全開し、中を見せる。

ナイトホークス社にあった「アイスキューブ」と、MIX社製の「女神の涙」が仲良く並んで冷凍庫におすわりしていた。

一瞬、凍りつく次元。咄嗟に蝉のように、部屋の隅の柱に張り付く。

「何考えてんだ、こんなトコに。俺を道ズレにする気か!」

「氷だよ、氷。何、凍り付いてんの。五エ門に頼んで作ってもらったあれさ。」

「、、、、脅かしやがって!」

胸を撫で下ろす。

「爆弾なんかで人殺すほど、落ちぶれちゃいねえよ。集める趣味もねえ。」

アイスキューブを取り出し、グラスにポンと投げ込む。

「なんとか地図は取り戻せたが、あの若造の足取りはつかめたのか?」

「、、、、、。」(うまそうに飲んでるだけ。)

「ダッシュボードなんかに入れとくから、こんな目に遭うんじゃねえか、お前が盗難に遭うなんざ前代未聞だな、天国の爺さんに聞かせてやりてえよ。」

「いやあ、車ってキーだけで動くもんじゃないのねー。」

「あたりめえのこと言うな。」

「お前の面した奴が運転代わってくれるっつから、任せたたわけ。カワイコチャンに声かけてる数分の間よ。そいつに鍵渡すのを思い出す前に、車走っちゃってたもんね、俺お前がてっきり気利かして車移動して待っててくれると思ったんだよね。」

「どうやって車動かしたか気がついたころには、先様はトンズラしてらっしゃったてわけか。」

「わずか5分ほどで、配線つないでエンジンかけるなんざ、お見事。射撃の腕はからっきしだけどよ。それにアイツ、お前に化けて俺に近づくなんか、粋じゃねえの。俺てっきりお前の息子かと思ったぜ。どっかで、イイコトしたんじゃない?心当たりない?」

「ない。」

「ほんとに?」

「俺は誰かみてえに、女にはがっついてない。」

「いい男にはいい女が似合うってっけど、お前の周りには女なし、色気なしだもんなー。」

「お前に言われたくねえ。」

「それはそうとせっかくのイブだってのに、女っ気なしじゃ、つまんねえ。どっかこれから行ってパアッとやろうぜ。」

「不二子はどうした?いい男がついたのか?」

「俺との約束反故にして、あの宝の地図のことを詳しく調べたいからって、外国いっちまった。」

「どこへ?」

「アフリカの、ウガンダ。五エ門も一緒だと。」

「あいつがお前の誘い振り切るなんてヨッポドのわけ有りなんだろ、ま、俺はあんな疫病神いなくて幸い、このバーボンとさえいられりゃ、何処だって天国さ。女なんか掃いて捨てる程いるってのに、お前が今だにあんな性悪女と腐れ縁が切れねえのが、俺には不思議だね。」

「誰が性悪女なの?」

見れば不二子が白い毛皮のコートを身につけ、胸元あらわなドレスを覗かせながら、入り口に立っていた。

「あらま、ふ~じこちゃん、いらっしあい、ずっと待ってたのオ、寂しかったのオ。アフリカに発ったんじゃなかったの?」

横で次元があきれた顔をした。

「それがヤボ用が入ってね。」

「五エ門は?」

「あの通り究極のマイペース男でしょ。パスポートとビザ取ってあげたら、さっさとどっか消えちゃったのよ。ルパン、お宝の地図とり戻してくれた?」

「モチロン。」

取り出した例のモノ。先日、あの若造から奪い返したばかりだ。古い羊皮紙に描かれた宝の地図のはず。だが、なんの絵もかかれていない真っ白なただの紙だった。

「何よ、これ、またニセモノ掴まされたのね。」

「世紀の怪盗がなんの根拠もなくモノ盗むと思うかい?」

そばにあった100円ライターで羊皮紙をさっとあぶる。それは「あぶり出し」だった。

「長い間人から人の手へ渡った地図が、おいそれと解読できるわけねえよ。仕掛けが色々施されてると考えたほうがいいんじゃねえか?」

あぶりだされた地図は、見たことがない地形をしていた。倍率も分からないその地図の地形を世界中から探しださなければ何も始まらない。不思議にも、冷えるとまたもとの白紙だった。

「アフリカ沿岸の地形だって、どうして分かるの?」

「この地図の出所が、証拠さ。」

19世紀、東インド会社が、アフリカ南端を回って中国とアヘンの取引をはじめ、莫大な利益をあげたことは歴史に名高い。中国産の金銀が船団に積み込まれ、アフリカ沿岸を回ってヨーロッパの繁栄をもたらした。

アジアの香料や金銀と、のちにはアフリカの奴隷で、ヨーロッパとアメリカの発展が築きあげられた。

その頃の船は今と比べれば、信じがたいほど、初歩的な技術で作られていた。羅針盤や正確な地図もなく、嵐やハリケーン、座礁のために志なかばで沈んでしまう船も多かった。

20世紀始め、スエズ運河が開通するまでは、アフリカ沿岸を回るのがその当時は一番安全で、分かりやすい航路だった。

その貿易の黄金時代に座礁し、難破した多くの船に詰まれた財宝を、当時最高の船団を持っていたと言われるクック船長が、掘り出してどこかに埋めたという伝説がある。

その場所を示す地図は「キャプテン・クックの地図」として世界の海賊に名前が知られていた。あのスターゲイトでさえ、ありかを探し求めているほどの財宝の地図である。

今もなお、その地図は行方知れずになっていた。

「もしこれが、「キャプテンクックの地図」なら、解読すれば、あたしたち死んでも使い切れないほどの大金持ちになれるのね。」

不二子は無邪気に言った。頬が紅潮してきた。お金の話をすればするほどきれいになる女だ。

「これが3枚全部そろえばね。」

「じゃまだ、なんの値打ちもないのね!」

「そうねー、他の1枚は、スミソニアン博物館の展示室に「大航海時代の謎の地図」として納まってたがね。あ、不二子、俺の作った地図のニセモンどうした?」

「あなた持ってたんじゃないの?えっと、昨日のニュースよ、確か、今までにおいてあった本物が、ニセの地図に摩り替えられてたって。、、ていうか摩り替わったかどうかは分からないけど、資料室や展示ケースが荒らされたらしいわよ。」

なぜか不二子はしどろもどろだ。

「俺たちが捕まえそこなった新米の泥棒が、多分盗んでいったんだろう。」と次元。

「天下のルパン三世がそんなチンピラにまさか、抜け駆けされて引っ込んでいるわけないわよね。」

ルパン、だんだんと痺れを切らし始めた。不二子のそばにすり寄っていく。

「フ~ジコオ。ちゃんとお宝持ってきたし、そろそろ、、、、。俺ホントに命捧げちゃうから、ね、ね。」

「俺、帰って寝る。イブにはゆっくりコイツと過ごしたい。」

バーボンの瓶を持って、部屋から出て行こうとする次元。

「じゃね、モテモテのガンマン。あの若造の顔写真見せてあげましょうか。」

不二子が取り出したのは警察署発行の、お尋ね者のポスターだった。

ルイス・K・鎌田。日系2世。ニューヨークで窃盗を働く泥棒。おもに自動車の窃盗で犯罪暦数十件。1度刑務所に入っていた。ごく最近高級車の窃盗で捕まった際、警察官に発砲し、そのまま逃走。ざっとそんな話が載っていた。

次元に顔立ちや背格好がそっくりで、あご髭をつけたら次元2世とルパンが言っていたのはまんざら嘘でもなかった。

「次元よオ、そういうわけだから、そいつのコトはまた、ゆっくりとな、、。」

もう完全にさかりのついたオス猫。こんな晩は仕事の話にならない。

「けえっ、勝手にしな、この仕事下りるぜ、不二子がかんでる仕事はお断りって言ったろ。」

あかんべえする不二子の間に入って取りなすルパン。

「まあまあ、次元ちゃん。」

次元はバタンと戸を閉めて出て行った。

「こっちは究極のKY男ね。、、、ねえ、ルパン、今夜はあたしと、、。あなたのためにドレスアップしてきたのよ。」

不二子は着ていた白いゴージャスな毛皮をぬぎすて、ロイヤルブルーのサテンドレスの前をはだけるようにして、ソファーに座った。

「もちろん、一緒にイブの夜を過ごしてくれる約束、果たしてくれんでしょ。」

横から手を伸ばし、不二子に抱きつかんばかりのルパン。腰を抱かせながら、唇を払いのけ、微笑みを浮かべる不二子。

「ウフン、、あなたにとっておきのワイン持ってきたの。」

シャトー・ル・パン1969年もの。ビンテージワインだ。ルパンはワインには女同様に目がない。

トロトロにとろけそうな顔のルパン。

「じゃ、ひとまず乾杯ね。」

ワインをあけ、グラスに注いで、乾杯。

「もう一枚の地図の場所、あたし、知ってるのよ。でも、、。」

赤いルビーの様なワインを片手に、不二子の腰を抱くルパン。

「こんな夜はそんな事より、あなたとあの夜みたいに過ごしたいわ、、、。」

言うが早いかルパンは着ている服を脱ぎ捨て、、、というか蝉が脱皮するように服から抜け出る。パンツ一丁で不二子に襲いかかる。

「地図はあげるから、ふ~じこちゃんの大事なお宝みしてチョーダイ、、、。」

バコン!

最後まで言わせず、後ろから何かがルパンの後頭部を直撃した。目から火花を出して気絶する。

殴りつけたのは、いつものボクシンググローブではなく、ソファーの後ろに隠れていた別の女のフライパン。

長めのブロンド、目はきつい感じ、肌は赤銅色の、彫りの深い美形。

「不二子、ここまでしなくてもいいんじゃない?彼、事情を話せばおとなしく捕まってくれるかもよ。」

さっきワインに入れた、強力な睡眠薬の効き目を確かめる不二子。

「いいのよ、後でゆっくり話すから。あと3時間くらいは眠ってるから、その間にそのトランクに詰めて空港まで運ぶのよ。」

大きなトランクが用意されていた。

ブロンドの女はそっとルパンを抱き起こし、シャツを着せようとする。眠ったままのルパンの腕が豊かな彼女の胸をまさぐる。ぐっすり眠ってる男のいやらしい手をはたくブロンド女。

「mmmm、、フジコオ、、。」ZZZZ。

「チョットオ、あなた着せてくれない?」

美女はまるで汚いものでも見るように気絶した裸のルパンを見る。

「このままじゃ、まずいかしら。彼、このカッコでも十分生きてると思うけど。」

「そうね、風邪なんかひかない、不死身の男だもの。」

顔に似合わず、無慈悲な女たち。

「気絶してる男って気持ち悪いわ。」

「あなた、男嫌いがなおってないわね。」

「あなたこそ、男の趣味悪いのはなおってないのね、コレほんとにあの、世界一の泥棒なの?」

「悪かったわね、彼の良さを分かる女なんてそんなにいないわ。」

「不二子ゾッコンなの?」

「まさか、彼の方が、よ。」

ルパンは裸のまま大きなトランクに詰め込まれた。不二子はルパンに変装し、女は不二子に変装して、そのカントリーハウスを後にした。

「急がないと飛行機に遅れるわ。」

次回に続く。

出ました。不二子の「オヤクソク」。

これが出ないと、カメハメハ光線の出ないドラゴンボール、「印籠」の出ない水戸黄門みたいなモンです。

最初に出しときゃ、最後にはもう出ません、、絶対。

先日のルパンVSコナンでもちゃんとやってくれました。日本全国8000万のアダルトの皆様、お楽しみいただけましたか?

注1:18世紀に実在したキャプテンクックは、19世紀には死んでました。アフリカ沿岸を荒らした海賊ではなく、イギリス海軍の船長で、世界一周をし、途中でオーストラリアとニュージーランドを発見しました。この「キャプテン・クック」はフィクションです。


注2:1969年ものがビンテージワインかどうか作者は知りません、「神の雫」かなんかを読んで確かめてくれ。

芸能人の方からのトラックバックありがとうございます。大変ありがたく思いますが、原則、「ルパン三世」についての記事をお書きになって、トラックバックをお願いします。サイトを拝見させていただき、削除させていただく場合もございます。あしからずご了承下さい。

なわけで、田代まさし様ごめんなさい。

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ルパン三世VS名探偵コナンの感想&新連載第3弾長編小説!

今日の記事の最後のところに、金曜ロードショー「ルパン三世VS名探偵コナン」の感想書いてるから、興味のある君は読んでくれ。

ルパンVSコナンより面白いって言わせてみせるぜ。

ルパン三世長編小説 第3弾 「見果てぬ夢」

(1) 偽者対決     

暗闇の中で、二人の男が対峙していた。一人はトレードマークの帽子とあご髭、一人は額の狭いサル面。一人は椅子に縛りつけられて、一人はその男の額に銃をつきつけて。

「殺れよ。」

縛られた男は不敵な笑いを浮かべて言った。

「そうせくなって。天国の階段も地獄の門も、思ってるより楽な道じゃねえぜ。」

「俺があんたなら、引き金にはちゃんと指かけとくな。」

「お前がホントの次元でも、俺はやるときゃ、やる、例のモン出しな。」

次元に見えた男は、今度は凍った笑みを浮かべた。

「次元なら、こんなとこでやすやすとお前につかまったりすると思うか?」

「かもな。」

サル面でもみ上げのある男のほうは余裕の笑みを浮かべて言った。

「俺はどっちでもいい、お前が本物だろうとなかろうと、返してもらう。」

「ポケットだ。」

座っている男の上着の内ポケットを探し、細く巻いた30センチ長さの筒状の紙とそれにクリップでとめてあるメモ用紙を取り出す。ざっと中身を広げて確かめる。

「確かに返してもらった。これでお前は用済みってわけだ。ごくろーさん。」

サル面はそう言うと、今度こそ引き金に指をかけた。

「くそオ、お前ルパンじゃねえのか!」

「悪かったな、騙しはお互い様さ、あばよ、地獄の門はあちら。」

そう言いながら、ワルサーをこめかみに押し付けようとする。次元はそれより早く、後ろ手に縛られていた縄を解き、暗闇に転がった。すでに数時間かけて隠し持っていたかみそりで縄を切っていた。

ワルサーは火を噴くかわりに「ルパン三世」のテーマのメロディーを奏でた。

ピストル型をした目覚まし時計だった。

「ワリイ、ワリイ、びっくりした?もうライターは流行らねえんじゃねえかと思ってさ。」

次元は起き上がって冷や汗を拭いた。そして本物のルパンに向かって言った。

「お前、俺の事、ニセもんだと思ってるだろ。」

「もちろん。」

「本物の次元ならとっくにお前殺してるはずだからな。」

そう言うと次元の格好をした男は、いつの間にかすり取った本物のワルサーをルパンに向けた。

「あ、よしなっつの、シロートはそんなアブナイモンで遊んじゃ。」

空砲が1発、立て続けに実弾6発、暗闇で壁に弾が弾く音が聞こえた。

夜目のきくルパン、男がめくらめっぽう撃ちまくる弾を巧みに避けて後ろからたちまち羽交い絞めにした。

頚動脈を圧迫すると、意外とあっさり男は銃を取り上げられ、そのままだらりと体をルパンに預けた。

ルパン、男の正体を知ろうとして腕時計の明かりをつけ、帽子を取り、次元の顔のマスクを剥ごうとした。

その顔はマスクではなかった。つけ髭をとったらまるで若者に戻った次元。

しばらく、ルパンは男の顔に見とれ、思案する。男の身元を探ろうとポケットをまさぐる。その間、気絶した男の顔はたちまち人間の色と思えないほど、どす黒く変色していった。

「しまった!締めすぎちまったか!」

ルパンはあわてて唇を近づけて人工呼吸を始めようとする。

するとまた不思議なことが起こった。

どす黒く、死体のようになった顔がぱっちり目をあけ、ニタリと笑い、口をきいた。

「やめろや、男とキスする趣味ねえから、、。」

あっという間に男は起き上がってアジトの高窓に駆け上がった。

「ルパン三世なんて、大した玉じゃねえな、そいつはあんたから盗んだニセモンだ。今度こそ必ず本物をいただくぜ。!」

本物のルパンの本物のワルサーが、最後の1発、火を噴いた。

男の目の前に、くもの巣のようにひび割れが入った。いつのまにか二人の間には防弾ガラスの薄い面が衝立のように邪魔していた。ガラスが粉々に割れて崩れ落ちる。

まずニヤリとしたのはルパン。それを受けて平然と笑い返す次元のニセモノ。

その男は背中側のぶ厚い窓ガラスを蹴飛ばして破り、でかい猛禽類のツメのような金具を取り出して窓枠にかませ、そこからゴムひものように太いワイヤロープをのばして、15階のビルの最上階から下へバンジージャンプで降りていった。まるでスパイ映画のヒーローだ。

ルパン、窓際に引っ掛けられた金具を見てあとを追おうとする。すでに男は地上にたどり着き、そのままビルの前の道路を横切って軽々と去っていった。

とたんに部屋に明かりが点き、部屋の隅に隠れていた本物の次元が立ち上がる。彼の前には同じような透明な防弾ガラスが立って彼の身を守っていた。

「今度のヤマも、きついぞルパン。」

「キツくねえヤマなんてな。ま、とにかく、お近づきにはなれたわけだ。アイツなかなかいい度胸してる。タマだけは気をつけようぜ。」

次元、ルパンのズボンの股に穴が開いてるのに気づいて言う。

「お前より腕いいかもな、もうちょっとで大事なモンに大穴あけられるとこだぜ。女泣かす道具がなくなっちゃ、色男が台無しだ。」

「至近距離から6発もぶちこんどいて、ゴメンナサイも言わないで行っちまうなんて、あの野郎ただじゃおかねえど。」

「発信機はOKなのか?」

「おうよ、今試してるとこ。」

さっそくパソコンをつけて確かめるルパン。

ルパンが新米の泥棒につけた発信機は正常に作動していた。奴の居所はニューヨークのブルックリン。ここはそのビルの一角、ルパン三世のアメリカでの秘密アジトの一つだ。

「おい、お前に付いてるぜ、イモムシ。」

見ると、あの若造につけたはずの盗聴器兼発信機の端末がルパンの胸にバッジのように付けられて光っていた。

「こりゃいい、お前追跡していい女捕まえるってか。」

次元は腹をかかえて笑った。

「お仕置きじゃ、たらねえな。」

「お前相手になかなかやるじゃねえか、同業者がいるとやりにくくなるな。」

いきなり破れた窓から、ヘリの機体が見えた。と思ったら見知らぬ覆面の男が自動小銃で狙っている。

「やべ、伏せろ!」

二人は目の前にあった透明なガラスを盾にして身を守った。しばらくすると今度は小型の爆弾らしきものが放り込まれた。

部屋が爆発炎上する間に、ヘリは高度を上げて去っていった。

跡には黒焦げの死体ふたつ、、、。

ではなく、15階のアジトの床下に作ってあった秘密の部屋に転がり込んだ泥棒ふたり。

「つか、最近やたら多いね、こういうの。」

「お前、普段相当悪いことしてんだろ。」

「きつくねえヤマなんか、って言ったの誰だい。」

「お前だろ。」

次回に続く。

昨日の金曜ロードショーどうだった?面白お~、って人とベツニ~イって人、様々なんじゃないかと。

俺的には、面白いけど、色々詰め込んで無理してんなーって感じがしましたね。

色んな要素をたった2時間に詰め込みすぎ。会話の面白さはあったけど、アクション、推理ともに、物足りなさが残ったねえ。おせち料理のつまみぐい。オイシイトコだけちょっとずつ、、って感じ。

他の人のサイト見たら、作り手の「遊び」を感じたって人もいました。

確かにキャラの個性を浮かび上がらせるおしゃれな会話は良かったですね。特にコナンとルパンがコーラの自販機を前に会話するシーン。

まあ、あれだけの個性的なキャラ総勢をちょっとの出番で光らせるのは脚本も大変だったでしょう。

毛利小五郎役の神谷明さんがさすが一流の声演でした。「ルパンが化けた小五郎」の声を完璧に演じられていて凄かった。ルパンになりきってましたね。

最後のオチ。コナンを知り合いの船(なぜか潜水艦)にのせて見送ったあと、ルパンが自分の携帯電話=潜水艦のリモコン自爆スイッチ(、、、と視聴者には見せかけてるけど、実はただの携帯電話だったりして。)の選択項目を”消去”ではなく”お気に入り”にしたところが抜群いいセンス。

こういった小技がところどころ効いていたのに、肝心のストーリー全体に迫力がかけていたのが惜しい。

ストーリー展開のスピート感とか、間の取り方とかも、いつものルパン三世と比べてもったりしててコナンペースの展開だったような気がします。コナンならこれで普通。

ルパン作品としてはキレがたりない。魔法のランプのように場面の移り変わりにドガンとメリハリがついて欲しい。

コナンの推理も今一つ。何か、うならせるものが足りない。あっと驚くどんでん返しの推理を披露してくれると期待してました。

色々書きましたが、このアニメを作った皆様に感謝。俺たちルパンファンの神様です。

なんやかや言っても、ちゃんとファンサービスに徹して、お子様にも、日本全国8000万のアダルトにも楽しめる「オヤクソク」を用意してくださってありがとござんした。

俺の話も、ま、読みに来てくれや。待ってるぜ。

追伸:右サイドバーにYahoo!動画のルパン三世作品無料視聴サイトを設けました。かなりたくさん無料で見られるよ。ただし、無料の作品はコマーシャルを無理やり見させられるんです。

いやな君は、買うしかないかも。

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ルパン三世VS名探偵コナン 面白かった?

昨日の「ルパン三世 VS 名探偵コナン」面白かったかい?

予告編は予告どおり削除したぜ。見たい人は右サイドバーへ。予告編をあとから見るってのもなかなかオツなもんです。

さて、GREENからのお知らせです。

やっと超大作の長編ができました。

第3弾ルパン三世長編小説「見果てぬ夢」。

この作品は、いろんな意味で、今までのルパンアニメの「パクリ」です、わざと。

そこここに、ルパンアニメの名セリフや名場面を意図的に取り入れました。GREEN VS REDの真似じゃありません。

このブログに訪れてくれる君のために、あの場面、あのセリフをもう一度思い出して、再び古い作品のよさを再発見していただきたいという、作者の願いからであります。

あれ、このセリフどっかで聞いたっけ、とかこの場面あのアニメのシーンだったよな、などと懐かしく思い出していただいて、昔のビデオやDVDをもう一度楽しんでいただける、、そんな風に書いてみました。

アニメ監督様、脚本家様、モンキーパンチ様、著作権侵害などけっしていたしておりません。むしろ、先生方の作品をより親しんでいただいて、売り上げを伸ばすために貢献したいと思っております。

んなわけで、連載は3月28日(土)から開始。

61章まであります。完結までに半年くらいかかりますが、飛ばさないで毎回見に来てくれよな。(NHKの連ドラよりすっげえなー俺。)

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ちょっと気になるあのヒロイン特集・最終回「エレンとの悲恋を胸に秘めて」

すご~っく迷っちゃいました。最終回は誰にするか。ベスト5人ではなく、ベスト10人てことにしとけばよかったのですけど。

最終審査に残った人は6人。ルパンの最初の恋人、コーネリア。TV2ND「私が愛したルパン」に登場。父親、ゼルにゾンビにされても、なおルパンを愛し続けた純情一途な美女。彼女は確か、次元に撃たれて死んだのでしたっけね。

リンダ。次元に殺されたボンバーリンダではなく、TV1STの第3話「さらば愛しき魔女」のほう。彼女は「第3の太陽」という花の麻薬のいわゆる中毒になり、悪党に撃たれ、業火の中で非業の死を遂げます。

ソフィー。ご存知「天使のタクティクス」の女殺し屋。ルパンを毒殺しようとするが、反対にルパンのことを好きになり、、。彼女も親分のスパイダーエミリーに口封じのために、銃殺される。

なんか、ルパンが愛する女って、不二子以外は全部、死んだり、殺される運命みたい。

あ、でもこの人たちは違いました。「トワイライトジェミニ」のララと「デッド・オア・アライヴ」のオーリエンダー。

どのキャラクターも凄く魅力があって、愛おしくて、一人一人の話をしたいのですが、今日はこの人、「ワルサーP38」のエレンの話をさせていただきます。

Eren1

実は「ワルサーP38」という作品は私にとってはルパンアニメ中で最も好きな、お墓に持って入りたい最高の作品なんです。

ストーリー全体を比べたら、他にもっと質の高いのがあるんですけど、この作品の中に出てくるルパンのキャラは、もう、しびれるほどかっこいい、「硬派」。

ぜんぜんおちゃらけやおふざけがなく、アクションもいけてるシーンがたくさんあって、何度も巻き戻ししちゃうほど。全編アクションといっていい作品の中でも、エレンとルパンが戦うシーンがすごくかっこいい。

特にしびれるのは、暗殺組織タランチュラの悪党どもとルパンが素手で戦うアクションシーンと、エレンと相棒になったルパンが島からの脱出前夜、部屋の中で過去を語り合う、あのシーン。

あなたは憶えてますか。

「俺は過去にケリをつけに来た。」と言い、部屋を出て行く寸前に、カレンにチラとウインクする場面。

思わずルパンを抱きしめたくなります。

あれ以来、私はルパン三世道に踏み込みました。私の永遠の恋人。こんな男、世界中探したっていない、エレンもそう思ったんじゃないかな。

あの時の、あのルパンの声は、山田さんじゃ絶対できない。栗田さんの声でなきゃ。彼のあの低く感情を抑えたイケメンの声は、カリオストロの時の山田さんをはるかに超えました。

GREEN VS REDの時もあの声を意識してらっしゃったように思います。

エレンは最後に銀の銃を持った悪党「ドクター」に撃たれて死んでしまいますが、きっとルパンの胸に抱かれて、少しの間でも幸せに天国へ旅立てたことでしょう。

凄腕の殺し屋と泥棒。何にも束縛されず生きているように見えるけれど、実は、ある呪縛から逃れられなかった。

エレンはあの人殺し集団から、ルパンは過去の自分から。

泥棒である以上、常に命の危険にさらされる。人の目をごまかしながら生きていくしかない泥棒だからこそ、エレンの夢見た「真の自由」への憧れを、彼自身も痛烈に感じたに違いない。

その思いを共有できる唯一の女。きっとエレンが生きていたら、不二子以上に素晴らしい人生の相棒になれたかもしれないのに。

それにしても、ルパンに抱かれて死ねるなんて、あ~ん、うらやまし~。うらめし~。

気になったことが一つ。あの作品の最後に島のガスをたくさん積んで帰るんですけど、あのガスどうなったんでしょうね。タランチュラの毒、誰か解毒剤作ってくれたのかな?

不二子とルパンの手にもうクモ印がないところをみると、毒はもう効かなくなったんでしょうね、めでたし、めでたし。

このアニメのキャラデザイナーは木崎文智さん、脚本は米村正二さんです。木崎さんはルパンファミリー全員をストーリーにふさわしい、かっこいい顔に描いてらっしゃいます。数々のルパンアニメの中で、このルパンの顔が私は特に好きです。

(残念ながら懸命に練習しましたが、私にはルパンの顔も、エレンの顔もぜんぜん描けませんでした。もう3ヶ月ほど修行します。)

米村さん、もう一度こんなかっこいいハードボイルドな(超高級浪花節?)ストーリー書いていただけませんか。きっと大人のファンが倍増すると思いますよ。特に20~40代の女性FANがね。

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名探偵コナンVSルパン三世、楽しみですね~。27日ですよ、お忘れなく

このところ、ちょっと間が開いてしまいました。でもたくさんのアクセスをいただき、あっと言う間に15000をはるかに超えてしまいました。いつも来てくださってありがとう。

コナンとルパンの共演楽しみですね、3月27日夜9時から忘れないでね。(もしかして、7時からっていったかしらね~。どうやら、お子様も最近は遅くまで起きてるからね~。もうちょっと早く始めてよ!)

話は違いますが、CS2で、土曜日の夕方5時から、1時間、「ルパン三世・特選」というのをやっています。今ちょうどやってる最中ですので、ヒマな君、見るべし。

どうもTV2の中の人気のある作品を紹介するようです。ようですというのは、私も今知ったところなので。

今やってるのは「スケートボード殺人事件」。なんか名探偵対決の話というのは、27日を意識しての放送?

なわけないか?

ま、面白い作品ですので見てね。ルパン作品には少ない推理物です。

さて、このブログの予告編。

GREENは今第3弾の長編小説の中盤あたりまで完成してます。今回もまた、ものすごいどんでん返しの、なが~い作品です。

今回は後半を端折るなんてしないといってます。

謎解き、推理冒険モノです。当然アクションもありますが、1、2作とは違ったテイストで行こうと思ってます。ワルサーP38のような、ハードボイルドな話。(悲恋あり?)

あんまりおちゃらけない、まじめな話にしたいと言ってますが、なにぶんルパンが主役では、無理かも知れません。(笑)

乞うご期待。多分連載は3月27日前後から始まります。よろしく。

追伸:ルパン三世に関する人気のサイトをご紹介。「るぱんくらぶ」私のブログと名前が似てるけど、お間違えなく。情報だけでなく、いろいろ遊べます。右サイドバーから入ってみてね。

ところで私のURLはなぜかlupinでなくてrupinなんですよ。るぱんくらぶさんはえらい!ちゃんと綴り正確ですね。(ここだけの話、URL登録する時うっかり間違えちゃったんです、ニセモノのルパン三世が。)

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